Jazz Vocalist 山口有紀のブログです


by yukijazzvocal

New York Day 4&5

月曜日は朝からハーレムの霧生ナブ子さんのおうちに移動して、
その流れでCity Collegeへ。
お昼はジャズのコンボのクラスを見学したりしてました。
時差ボケが全然なおらないので、夕方ちょっと寝て、
夜はナブ子さんの友達が演奏しているというBrooklyn Jazz Ensemble(?)を聴きにダウンタウンへ。
ノーブランドのバンドなんですけどめちゃめちゃうまくて、
オリジナルもかっこよかった!

アンサブルを聴いても飽き足りず、ハーレムのLenox Loungeへ。
open mikeに参加しようとドアを開けると、
南青山のBody&Soulでよく演奏してらっしゃった、ピアニストの海野さんが!
NYに移られたのは知ってましたが、こんなところでお会いするとは!
思わぬ出会いによろこびながら、シットイン。
ピアニストは、おとといのst.Nick's Pubのピアニストと同じ人!
ナブ子さんの旦那様、James Zolarさんの親友でもある、
ホストのサックスプレイヤーhigginsさんにハーレムまで送ってもらってお別れしました。

その後ナブ子さんと朝までジャズ人生について語って、気づいたら陽が昇っていました…。

お昼に起きて、City Collegeのボーカルレパートリークラスへ。
大好きなピアニストFred Herschの曲にNorma Winstoneが歌詞をつけた歌が課題。
楽しそうな授業だなぁ♪
曲そのものが難しいのにインプロもあり、とてもレベルの高いクラスでしたよ。

お昼は、学校の近くのギリシャ料理のレストランへ。
チキンパスタを頼んだら、日本でいう3人分ぐらいの量が出てきました。
お家にもってかえると、ナブ子さんからメッセージの紙が。

「ホントにあなたはラッキーなつきの持ち主だなぁと思います。
Annie RossのCDの売り子を今日やることになりました。
カバージャージはただなので、お店で会いましょう。」

Annie Rossといえば、Lambert,Hendericks and Rossで有名なボーカリーズの伝説ボーカリスト!
彼女が詞を書いたTwistedという曲を覚えるのに300回ぐらい聴いた、私のスターです(笑)
ナブ子さんの引力に、感謝!!!!

午後も、アレンジやミュージシャンへの指示の指導がある
ボーカルパフォーマンスのクラス。

Good Bye Pork Pie Hatをベースデュオでやってたフランス人の女の子、
かっこよかったなぁ〜。

夕方は、大好きなピアニストFred Herschを聴きにsmallsへ。
満員の中座ったものの、時差ボケがひどすぎて意識が朦朧と…。
ぼんやりとした記憶の中でもFredのピアノは美しかった!
でも、もったいなかった〜!!!!(涙)

目をさましてFredに
「Nancy KingやNorma Winstoneとのデュオを聴いたりしてて、
あなたのオリジナルやあなたの音楽が大好きです」
と一言告げて、smallsを後に。

22ndのキャバレーmetropolitan roomへ、Annie Rossに会いにいきました。
着いてしばらくするとナブ子さんも来られました。
Annie Rossはやはりバンドも素晴らしいとのこと。
バンドの方が次々にナブ子さんにあいさつに来られてました。

ついにアナウンスでAnnie Rossが登場!
そのステージは、Amazingのひとことでした。
もう70歳はゆうに越えているだろうAnnie。
もちろん声は昔のようには出ないけれど、
ほとんどの曲をmid swing よりゆっくりのテンポで歌っているのに、
全然間延びしないどころか、フレーズが、深い!
Rodgers and Hartsのyou're nearerという曲は泣きそうになりました。

彼女をサポートするバンドの、すごいこと。
彼女の呼吸ひとつさえも敏感に感じ取って、完璧なタイミングでバックアップ。
Queなしでは普通ならありえないバッキングとエンディングのオンパレード。
ナブ子さんによれば、もう何年も一緒にやっているかららしいけど。
息があうって、こういうことなんだなぁ。

1930年代のone more meat ballっていうブルースの曲が、すごかった…。
貧しい男がレストランに入って、
50セントで食べられるものはなにかってウェイターに聞くという歌。
Annie Rossは、Twistedもそうだけど、毒があって笑える、深い歌が似合うなぁ。
若いときは、かなりファンキーなあねごだったんだろうなあ。
こっちの人たちがブルースを歌うとき、
スタンダードとは別のスイッチが入る音が聴こえる気がします。
ギャグっぽい曲なんだけど、笑えないなぁ。

最後のアンコールにI got rhythmをスローテンポで歌ってました。
かなりスローな上に歌詞に説得力がありすぎて、全く違う曲に聞こえました。
ほんとにすごい。

終わった後、CDを買ってAnnieにサインをお願いしながら、
「あなたが大好きです!」といったらなんか、感激して涙があふれてきました。
Annie Rossは、先日のコンンコードジャズフェスティバルに来る予定だったけど、
事情で急遽来れなくなったんです。
もともとフェスティバルには行けなかった私でも、
「もう二度と聴けないかもしれない」と思っていました。

今まで50年以上も前の彼女の歌を何度も聴いてきて、
今目の前に彼女が座っていることが信じられない気持ちでした。
Annieはそんな私を見て「それで十分よ」と言ってくれました。

帰り、ナブ子さんと一緒だったんですが、Annie Rossの歌がすごすぎて、
頭がずっとぐるぐるしていました。
Annieの歌を聴いた後は、ナブ子さんもそうなるそうです。
日本のジャズを愛するミュージシャンに、
このAnnieのライブを聴いてもらいたいなとふと思いました。

帰りはまたst,Nicksによりました。
この日はライブでしたが、フレディーハーバードのメモリアルライブが
昨日あったらしく、ジャズの曲をたくさんやってました。
日本人のトランペットプレイヤーがふたりいました。
City Collegeの学生の女の子たちとはしゃぎながら、楽しい時間を過ごしました。
日曜日に歌ってたTCのCDが売ってるかどうかを、お店のアジア人の女性に尋ねると、
なんと日本の人でした、!
森ケイさんという方で22年もNYにいるそうです。
六本木のアルフィーで昔歌っていたそうです。
容子ママによろしく!とおっしゃってました。
なんか、外国な気がしないst.Nick's Pub、大好きです!
おやすみなさい。
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by yukijazzvocal | 2009-05-06 17:34 | 雑記